2011/03/03

やはりオランダ語も少しは必要っぽい

日本での一般論では、「オランダは英語が通じるから言葉は問題なし」というが、とはいっても、書いてある言葉は全部オランダ語なわけだから、やっぱりアメリカやイギリスの方が言葉の面では楽だろう、といきなり痛感しているところ。むろん、しゃべる際もみんな誰も英語を理解せずにオランダ語を覚えざるを得ない、という状況を想像してみると、それに比べれば確かに英語が通じるというのは楽なんだけど、だからといって冒頭で言うほどに英語だけでOKなのかというと、そうでもないんじゃないかなと。

たとえば、メトロ(一応、トラムとは別なんだけど、同じように地上を走っているし、何が違うのか最初はいまいちわからん)では、今は基本的にはOVチップカートというSUICAのようなカードを使うんだけど、当然、チェックイン・チェックアウトという行為が求められる。で、大きな駅だと日本みたいな改札があってチェックインしないとゲートが開かないからわかりやすいんだけど、その他のほとんどの駅(ホテルの近くもそう)だと、駅には立ち入り自由で、そこにぽつんと備え付けられた機器でチェックインする必要がある。ということで、チェックインしようと思ったんだけど、駅には似たような異なる機器が。最初いきなり、この二種類の機器の違いわかります?



とりあえずむやみに両方に接触させるのも不要に混乱を招くかと思い、最初のうちは上の青いやつだけにかざしたこともあったんだけど、2日ほど経つと、なんだかやけにチャージ金額の減りが早い。なるほどそういうことか、ということで遅まきながら上の写真の機器についてる単語を調べてみると、Saldolezerというのは、Balance Readerといったもので、残高チェッカー。てなことで、俺は2回ほど青い機器にかざしてチェックインしたつもりだったんだけど、当然チェックインされてなくて、ゆえにそこそこ高額(といっても、1.5EURのところが4EURというくらい)の引き落としがなされていたわけで。まあこれなんて可愛いもんなんだけど、それにしたって、Saldolezerじゃなくて、素直に英語で書いてあれば、こういう可愛いボーンヘッドも起こりえないのだから、やっぱり英語圏の方が楽だといわざるをえないかなと。

それに、みな英語を話すとはいえ、デフォルトはどこいってもオランダ語なわけだから、最初はスーパーとかでもオランダ語で話しかけられて、そこで腑抜けなふりをするとあちらも気付いて英語に切り替える、といったことをいちいち繰り返す必要があるんだから、それもなんだか、相手はよくあることと思って大して気にもしていないんだろうけど、こちらとしてはやっぱりよそもの感をゼロにすることはできないわけで。まあ、これは英語圏であっても、英語のレベルによっては一発でよそもの感を味わってしまうのだから、一概にはいえないものの、日常の受け答えなら英語圏の方が慣れも早いはずだから、そういう意味でも、結局英語圏の方が気楽でしょう。

つーことで、英語圏との相対比較で話してしまっているけど、むろん、英語さえ通じない場合に比べればかなりマシなことは自覚してます。たとえば、日本にやってくる外国の方々の苦労というのは、今回の俺のケースの比ではないこととかね。ということで、限られた滞在期間では限度があるのは間違いないけど、片言程度にはオランダ語も取り入れていった方が、きっと種々の面でハッピーなんじゃないかなという第一印象。

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