2011/03/31

インターネットバンキング機材到着

本日昼間に銀行口座をアクティベートし、仕事から帰るとインターネットバンキングの機材が到着。こちらでは無料でUSB接続のカードリーダがもらえるのが主流らしい。カードリーダは、接続していても、接続していなくても利用可能。接続していればリーダにPINNを入力すれば認証完了するし、非接続であればPINN後にカードリーダに表示される暗号をWebに入力することで認証。日本のネットバンクは、カードは使わずに、口座番号とパスワードと乱数もしくはトークンを入力というのが主流なので、ちょっと違う。日本方式の方が、かさばらないけど、面倒臭い。こっちはカードリーダがかさばるけど認証は楽。プロコンあると思うけれど、オランダでは国内送金は口座番号だけで送金先を特定可能で、支店名や預金種別を聞かれることはないし、たぶん個人向け決済システムは洗練されているような印象がある。ただ、この辺は公私ともにもう少し経験してみないと確たることはいえないかな。

静電気はあいかわらず凄いけど、鍵で事前に逃がすことで、刺激はうまく避けられてるところ。なんでこんなに帯電するようになっちゃったんだろう。今日は強い雨が降ったり、止んだり。目先はこういう天気が続きそうな予報だけど、こういう天候がここでは標準的なはず。さて、今日でようやく到着後一ヶ月。長かったような、短かったような。と感じてしまうのは、まあ万国共通で、東京にいたところで似たような感想を持っていただろうし、たぶん、死ぬ直前とかにも同じようなことを感じるんだろうけどね。

2011/03/30

口座開設

本日、ABN AMROのキャッシュカードが郵送で到着。後は、銀行に行ってアクティベートすれば口座開設完了ということになる。問題は、どうやって残高を補充するかということで、そもそもキャッシュを入金してもらえるのかも明日聞いてみないとわからないし、日本口座にある円資金をどうやって一部新口座に移すかについても、あまり良いアイデアがない。シティバンクあたりでうまいことできないか、という漠然とした考えはあるんだけど、これもいくつか確認事項あり。

基本、何食べてもおいしいと思ってしまう性質なので、こちらにきてからは、パンにバターを塗るだけで美味しい美味しいと食べてしまっている。無塩バターはクリーミーな感じで、有塩バターに比べると飽きがこないので、既に3月だけで250g二箱を殻にして、三箱目に突入中。バターは若干安いかな、というところで、パンも安い。ロールパンの10個入りや、食パン一斤(でいいのかな。20cmくらい)が、だいたい1EURくらい。日本のパンのもちもちした食感に比べると、海外のパンは不満という声も聞くけれど、俺の味覚では普通にいける。種類が豊富なので、もちもちしたやつもあるし(白系のものはそうかな)、パサパサのやつもあるし。あと、俺はあんまり飲まないんだけど、缶ビールは安い。税金がかかってないだけだと思うけど、こちらでよく見かけるアムステルビールとか、スーパーで買うと500ml完が0.5~0.6EURとかなんで、70円とかいう水準。ビール好きの人にとってはすごく財布に優しいんじゃないかな。俺はそもそも日本でも飲み会以外ではビール代かからないから、この価格差の恩恵はほとんど得られないけどね。まあ、中には安い物もあるということなんだけど、日本より高い物もいっぱいあるし、地価を除けば、付加価値税の分もあるのかな、日本よりちょい高め、くらいの見立てでいいんじゃないかと思う。

2011/03/29

静電気

理由はわからないが、最近静電気が酷い。オランダに来てからというわけでもなく、ここ一週間くらいで酷くなった気がするけど、あるいは、ここ一週間くらいは静電気を気にするあまり、指先で金属部分に恐る恐る触るようにしているから余計バチッとくるようになっただけかもしれない。症状が目立つのは、トイレおよび洗面所の金属製のドアノブ、および、筐体が金属製の電子レンジ。他は、なくはないけど、そこまで気にならない。ちょっと心理的に支障を来すようになったので、仕方なく、常時鍵をポケットに入れておいて、まずは鍵で金属に触れて放電させてから触るようにし始めて、これで当面は問題なさそう。しかし、なんでこんなに急に気になり出したのかはよくわからない。急に帯電しやすい体質に変化したりするわけでもないだろうし...。

職場はノートPCなんだけど、よく考えるとテンキーがないことに気付き、本日外出の帰りにPCショップに行って購入。本当は10EURくらいの安物でいいやと思っていたけど、あいにく店には30EUR弱のLogicoolのワイヤレステンキーのみしか売ってない。う、と思ったけど、それなりの頻度で長く使う物だから、それなりにしっかりした物も悪くないかと考え、それを購入。Unifyingレシーバ対応なので、既に使っているレーザーマウスと同じレシーバで問題なく認識。ちなみにマウスは、会社備品のワイヤードオプティカルに我慢できなくなり、自腹でワイヤレスレーザーを購入したもの。さすがに1~2万する東プレとかのキーボードを自腹で購入しようとまでは思わないけれど、基本的にはマンマシンインターフェースは毎日使う物だけにかなり重要だと思う。ATOKなんかも然りかな。ATOKも自宅用とは別に、そのうち職場用にもう1ライセンス購入しちゃうんじゃないかと思う。ただ、IMEといえば、俺は無変換キーにIME ON/OFFを割り当てて、ホームポジションのまま左手親指で制御するスタイルなんだけど、こちらのUSキーボードだと無変換キーが存在しなくて、かわりに長めのスペースキー、その左はいきなりAlt,Win,Ctrl,Fnと並んでるだけなので、Altに割り当てるわけにもいかず、今のところはホームポジションを崩してデフォルトの設定でIME ON/OFFを制御せざるを得なくなっているのが目下の悩み。

それはともかく、LogicoolのUnifyingレシーバは、環境によっては極めて優れものだと思う。レシーバ共用なのでUSBを1ポートしか食わないことは当然ながら、2台のノートPC、たとえばデスク用と外出用を持っている場合、今の俺のようにマウス添付のものとテンキー添付のもの、レシーバが2つあれば、それぞれのPCにレシーバを1個ずつ常時装着していれば、あとは何も考えずにマウスとテンキーをそれぞれのPCで使い回すことが可能。環境によってはというか、今の俺の環境がそういうことになっているわけで。

2011/03/28

サマータイム初日感

1時間の差とはいえ、印象的には夕刻の明るさが格段に増す。今日がサマータイム後の最初の平日だったわけだが、まだ明るいな!と思いつつ種々業務に精を出していると、気がつけば20時。これは、日本でサマータイム導入した日には、21時頃に帰ろうとすると、なんだ!まだ日が暮れていくばくも経ってないじゃないか!みたいな空気が醸成されて、22時あたりが実質定時になるであろうことを確信した。サマータイムの中で、サクッと仕事を切り上げるのは日本人的にはかなり抵抗があることを実感するとともに、俺もなんだかんだ言って染まってるよなあと自覚する羽目に。全体的には、こちらの人はやはり帰りが早い印象はある。無論、個々の問題にするならば長時間労働者もそれなりにいるとは思うけど。個別論からすれば、東京だって、17時頃から帰宅ラッシュは始まっているわけだから、それが普通のことだという認識がない俺にしたって、結局個別論の話をしているだけ、というのが適切ではあるのだろう。

2011/03/27

サマータイム入り

サマータイム、3月最終日曜に始まり、10月最終日曜に終わる。ということで、本日の早朝にサマータイム入り。AM2時=AM3時。テレビの番組表(30分刻み)も、2:00の次がちゃんと3:30になってる。例えばPCなどは自動対応しているけど、目覚まし・腕時計・携帯・固定電話・デジカメ・部屋空調の操作パネル等は全て手動調整。ひとまずは目覚ましと腕時計だけでも合わせておけば大事には至らないけどね。ところでサマータイムは日本でも議論されたことがあるし、これからもされると思うけれど、就業時間が9時から21時とかがデフォな社会だと、サマータイム無意味だよ。恩恵あるのは地方公務員くらいかな。だって、仕事上がってもまだ明るい!というのが趣旨だと理解しているので、17時や18時に仕事上がる人にとっては意味あるだろうけど、21時とか23時に仕事上がるのであれば、サマータイムであろうがなかろうが既に太陽は沈んでいる。

2011/03/26

Companion2購入

今日もダラダラいきそうな土曜日だけど、思い立って近所の電気屋に行って、Bose Companion2を購入。99EUR。VAT込みでこの値段というのは日本より安い。ひとまず、例によって液晶テレビの音質はかなりイマイチなこと、かつ、PCスピーカでは音楽を聴くに堪えられないこと、これらを考慮して、お手軽なソリューションに走った次第。アナログ2系統の入力なので、1系統はデジタルTVチューナーからアナログ接続。もう1系統はAirMac Expressから同じくアナログで。これで、TVの音声はしっかり鳴らすことができるようになり、PCのiTunesから音楽も再生可能。

Companion2はといえば、かつてCompanion3(こちらは値段が3倍)を購入した際に、値段を考慮するとかなり悩ましかったくらいにCompanion2も良く鳴るので、音質については納得済での購入。無論、Companion3には見劣りするけれど、Companion2もTVスピーカとしては十分すぎる能力だし、音楽用としても、PCスピーカしかない状況からすると凄いジャンプアップ。最低限は鳴ってくれるので、これ以上は趣味と資金力の世界になる。これでひとまずは大丈夫だとして、そのうち暇になったりすれば、まともなオーディオの導入を検討するかもしれないが、いずれにせよ繋ぎとしてはOK。しかし、考えもせずにとりあえずBose買っとけ、となってる俺は、すっかりBoseに全幅の信頼を置いているらしい。人によって好き嫌いがあり、特に、いわゆるオーディオマニアからはけなされることも多いメーカーなんだけど、小さな筐体でそれなりに心地よく鳴らしてくれるという点においては、やはりこの世にこういうメーカーが一つあることはありがたいことだと思う。

RCAケーブルは、一瞬、高いのしか売ってないかと思ったけど、ちゃんと3~4EUR程度の廉価品も売ってた。最初は15EURくらいのメーカー品しかないかと思ってたけど。現在の機器構成なら、ケーブルは安物で十分。

ちょっと聴いてみた感想としては、部屋の広さが東京時代の5倍とかになってると思われるので、音響の感じが全然違うから、想像してたのとは少し違う。Companion2は、一応、ニヤフィールドに最適化されてると思うので、ちょっと力不足かも。TVだと違和感ないけど、音楽鳴らしていて、そんなことを思った。あるいは、空間の違いによる響き方の違いで、これはこれでありということかもしれないけれど。

2011/03/25

ローコスト生活中

いまのところ、あれやこれやと仕事および生活の整備をひたすらやってるだけで、こちらにきて1月も経ってないのだから友達もこちらにはまったくおらず、従って派手な消費や遊びもすることもなく、食事は家でとって、家では寝るかテレビ見るかネットやってる程度なので、25日までの状況をみると、このまま月末までいっても月間円換算で10万円も使わずに生活というペース。ここまでで700EURくらいかな。今月は最低限の生活雑貨(室内物干しとか消耗品とか)を買ってもこれだから、想定以上にローコストな日々を過ごしていることになる。人付き合いがないのは最初ゆえの貴重な状況なんだろうし、これは時間の経過とともに変わっていくと思われるから、現時点ではそれについては特段悲観も楽観もしてないんだけど、よく考えてみれば東京にいたここ数年も多忙を理由にそんなに出歩いたりしなかったので、結局は、いままでのところ、場所は変われども、ここ数年と相変わらずの日々を過ごしているという結果になっている。

特に倹約しているわけでもないから、種々軌道に乗ってきたら、旅行なり、クルマなり、飲食なり、スマホなり、各方面に積極的に散財していくつもりではある。

2011/03/24

リボンインターフェース

職場のPCも新しく調達したわけで、ようやく納品されたんだけど、Win7なのはともかく、Office2010!!!! ご時世としては仕方ないけど、これまで回避してきたリボンインターフェースとついに直接対決という運びとなった。これもまあ要は慣れの問題なので、時間が解決するとは思うんだけど、今更ながら、なんでMSはこんなことするのかね。俺がリボンに慣れたころに、やっぱりリボンはやーめた!なんてことになってクラシックなメニューバー+ツールバースタイルに回帰したりしたら大変なことだ。ただ、そこまで心配しても仕方ないので、この機会にMS Officeの新インターフェースを完璧にマスターしよう、と前向きに捉えておくことにする。

それ以外にも、英語キーボード、英語版OSなど、ささやかだけどいろいろと新鮮な体験。まあこの年齢になってくると、新鮮というより、面倒くさいというのが本音だったりすることは、必ずしも否定できない。ところで新PCはLenovoなんだけど、ThinkPadは中国資本になっても、IBM時代の品質をしっかり保っている感じで好感が持てる。ゆえにブランド価値もそんなに落ちた印象がないんだろうな。キータッチとか、いろいろな作り込みの部分で、私用のASUSとはクラスが一段違う使用感がある。無論、ASUSも、値段相応という面があり、俺は値段をとってASUSを買った訳なので、ASUSはASUSで、ちゃんと世間にニーズのある仕事をしていることもまた確か。

ところでニュースを見たら九州電力まで電力不足の恐れ、なんて記事が出ていて、なんと、そういう論理構成がよくできるものだ、と愕然とさせられた。お国柄と考えれば腑に落ちるけど、この時点での総合判断としてそういうところに導くのは、ちょっとひどいような気がする。

2011/03/23

固定電話、デジタルTVを接続

amazon.deからバリカンと固定電話が到着。固定電話はドイツとオランダは仕様は同じだろうと勝手に決めつけて買ったわけだけど(安いしね)、電話コードが違ってた。でも、別途、通常の電話コードも一本持ってたから、それで電話機とIP電話モデムを接続したら無事開通。あと、先日到着していたデジタルTVのチューナーも本日接続して、無事に視聴可能な状態に。これは各種メニューがオランダ語から変更不能なので、いまいち使い勝手がわからなくて、ひとまずは多チャンネルから「お気に入り」みたいなのを抽出したいんだけど、今のところ操作方法不明。追って、オランダ語のマニュアルを解読するしかないかな。HD契約じゃないからSD画質なんだけど、これはこれで別にいいじゃん、という所感。バリカンは初回充電中。どうも最初は8時間充電してバッテリ活性化しないといけないらしい。操作自体は簡単だけど、こまめにルブを塗ってあげないといけないみたい。

初めてオーブンでピザを焼いてみたけど、少し焼き時間が短かった。包装には7-9分とあったので、保守的に焦げるのを避けるべく7分にしたんだけど、それでこの感じなら、次回はひとまず9分で問題なさそう。少し焼きが足りなかったとはいえ、よくテイクアウトのカットピザであるような食感でもあって、これはこれでそれなりにいけたかな。

2011/03/22

新しいことだらけで

今日は午前も午後も、会社の法的な位置づけだとか、こちらでの源泉徴収だとか、そんなの知りませんがな、という案件に取り組んでいて、もう恒常的に新しいことばかりで脳みそが一杯一杯な感覚。こういう状態で、全然だめじゃん、みたいに考えるとメンタルヘルス的にはまずい方向に行ってしまうので、なんだかんだで、まあこんなもんでいいんじゃね?と自分に都合良く解釈することが何よりの薬になるということは、わかっちゃいるけどさ、という世界。

ヘルペスの方は、かさぶたステージに入りつつあり、きわめて予後は順調。やはり口角じゃないのも大きい。こればかりは確率論の世界なので、今回は比較的運が良かったということになる。しかし口角でないといえ、基本的に唇は伸縮する部位なので、やはり一部がかさぶたになり堅くなると、伸縮に対する抵抗になるわけで、気になってしまうことは事実。後はかさぶたがいかにスムーズに取れるか、中途半端に出血を伴いはがれてしまって生成を繰り返すか、という点がポイント。

東京もある見方をすれば、落ち着きモードに入りつつあるようで、少なくとも一方向に何もかが悪化するというステージではなくなったのは幸いなことかと。無論、電力供給の問題などは長期化が予想されるし、東北の被災地の方々にとっては落ち着いたなんて時期尚早なことは承知してるんだけど。それにしても、まだ3月22日ということは、1ヶ月前はまだ俺も東京に住んでいて、地震も起こっていなくて、ということを考えると、隔世の感がある。東京に住んでたことが、ずいぶん昔のことのように感じられる。これは、心理的にはどのように解釈すればいいのか、それについてはノーアイデアなんだけど。

2011/03/21

口唇ヘルペス到来

最近お疲れ気味といっていた感覚は正しくて、今朝起きてみると、オランダ入り後初めての口唇ヘルペス発症。寝る前はあまり予兆が無かったんだけど、起きたときには完全に水疱化していたので、これはタイミング的には厳しかった。バルトレックス(飲用薬)は水疱化する前のムズムズッとした段階に飲んでこそ効果があるので、もはや今回はバルトレックスのフルパフォーマンス発揮は難しい。ただ、延焼を防ぐために、今回は1錠限定ということで、10錠持参した虎の子のバルトレックスを投入。あとは、市販塗り薬のヘルペシア軟膏で凌ぐしかない。いずれにせよ水疱になった時点で、かさぶた→治癒というルートは確定したわけで、水疱化を未然に防ぐ余地はないので、そうわかってしまえばあきらめもつくというもの。幸いなのは、口角ではなく、上唇に出来たので、治癒はスムーズかと。口角にできると、かさぶたになって以降、大口開けるたびに裂傷するので治りが遅い。まあ、これはいずれにせよ定期的に発症するものだから、あきらめて、今日は早めに寝るとしよう。さて、オランダ滞在中に何回なるか。基本的に途中帰国はなさそうな気がするので、残り9錠となったバルトレックスがいつまで持つか。早期発見時は2錠は使うので、これが3回、あとは今回同様、悪化防止の念のため1錠投入が3回、これで使い切り。まあ、2年くらいはいけるんじゃないかと思う。まあ、薬ってのは基本的には日本は認可が遅めだから、こちらでとっとと皮膚科にかかってしまえば、在庫管理の必要もないんだけどね。そのうち慣れれば、病院なんかも楽勝で行けるようになるんじゃないかな。今はまだ、腰が引けてるけど。

種々のことはぼちぼち進んでいて、順調なら水曜日には銀行口座開設となりそう。

2011/03/20

amazon.deでいいのかな?

オランダamazonは無いので、どこを使うかと言えば、たぶんamazon.de(ドイツ)でいいんだろうと思い、数点発注。他にもフランスやイタリーもamazonはあるけど、それだったらドイツの方が近いし、UKになると送料もそれなりに高くなる。deならオランダにもほとんどの物が無料配送なので、そのあたりから、おそらくはオランダの人はamazon.deを使っているんじゃないかとの推測。インターフェースは日本のamazonとも共通なんで、ドイツ語でもわからなくはないけど、そこはchromeの翻訳extension様々で、英語になれば安心感も格段に向上する。最初、試しに9EURくらいのDutch-English Pocket Dictionaryを発注してみて、それで問題なかったので、恐らくは近所の家電屋よりは安いであろう電話機(25EURくらい)とバリカン(75EURくらい)を続けて発注。バリカンは25EURくらいからPhilipsのものなど買えるけど、Panasonicのプロシリーズが非常に良さそうだったので、そのシリーズの中でのベーシックモデルを選択。こちらには1000円カットなんてなくて、たぶん、ボウズにするだけでも20EURや30EURは簡単にかかってしまうだろうし、予約が必要だとか、店まで出向かないといけないとか、そういう手間も考えると、2~3ヶ月で元取れるかなと。セルフカットは実は人生初めてになるけれど、ボウズなら丁寧にまんべんなくバリカン当てればいいだろうし、髪の毛も、鏡の前に新聞ひいて、床にこぼれた分は掃除機かければ、そんなに手間じゃないのかなと思われるが、実際どうなることか。

2011/03/19

宅配業者と鉢合わせ

昨日の件の宅配物、なんと、今日の昼にスーパーに買い物に行った帰りに玄関を見ると、ちょうど宅配物らしきものを持った人がいたので、もしかして俺宛?と聞くと、その通り。こんなきわどいタイミングってあるんだな、と思いつつ無事に受け取り。宅配物はデジタル放送のチューナー。とりあえず通常のケーブルTVと何が違うのかわからなかったけど、月10EURの違いだったので申し込んでいたもの。その後調べると、HD放送は申し込んでいなかったので画質的にはおそらく変化なし、メリットは、1日前までの見逃した放送をいつでも見れること、番組表が見れること(果たして英語があるのかという不安はあるが)、チャンネル数が若干多いこと、程度。ただ、費用もたいしたことないので、まあこれでいいかなと。チャンネル数は、通常のケーブルでもBBC1,2,Worldは見れるしこれはデジタルでも変わらない。従ってデジタルで追加的に見ることのできるチャンネルで、意味のあるチャンネルがあるかというと、SkyNewsくらいかな?

引っ越し梱包のダンボールや緩衝材も捨てて、あと2箱を残すのみ。日用雑貨もぼちぼち買いそろえてきて、少しは通常の住処っぽくなってきてるかな。日用雑貨は、100円ショップがないだけについついこちらは高いと感じてしまうけれど、冷静になると、100円ショップを度外視すれば、東京とあまり変わらない。たとえば、3プラグの延長ケーブルタップが5EUR、ルームシューズ9EUR、ビーチサンダル2EUR(セール)、ティッシュ一箱1EURなど。まあ日本でも無印とかで買ってれば、こんなもんか、それ以上になっちゃうよね。

2011/03/18

そこまでは傘ささない

イギリスもそうだけど、噂では欧州は雨降ってもあまり傘ささない、と聞く。こちらでもすでに数回雨降ったわけだけど、街の様子を見ていると、確かにそういう感じはある。もちろん、そこそこ降っていれば傘さす人もそれなりにいるけれど、小降りのときの傘ささない率というのは日本より確実に低い。昨日の帰りも小雨だったんだけど、ほとんどの人は傘なし。まだ日が浅くて推測にすぎないが、小雨の頻度がかなり高いから、いちいち傘なんてさしてられないよ、ということなのかもしれない。とはいえ、小雨でも少しあるけばそれなりに濡れるので、男性ならまだすぐ乾くよ、でOKかもしれないけど、女性の化粧など大丈夫なのかな、と思う。化粧も薄めなのかもしれないけど、全員がそうではなく、濃い人も散見されるからね。土地柄でwater proofだったりするのかもしれないけど。

金曜日ということもあってか、結構お疲れ。なんかケーブルTV会社から荷物が届いたらしく、不在票が入っていたけど、こちらは宅配ボックスなんてないから、再配達。日本は一度不在だと、希望日時を連絡する形式だが、Google翻訳で解読した結果、次回もいつになるかわかんないけど再トライするらしい。果たしていつ無事に受け取れるのやら。最終的には郵便局にピックアップに行くとかいう展開になりそうな予感。

2011/03/17

しょせん慣れ

職場の近くの駅前で、日本人の旅行者に、ホテルへの生き方を尋ねられる。で、俺もまだここにきて二週間しか経ってないんだけど、そんなことはおくびに出さず、「トラム乗れます?」とか受け答えしちゃったりして。結局、先日街中を10kmくらい歩いたりしてる俺なら全然徒歩の距離だったので、まあタクシーが早くて確実ですね、わかんないけど20EURもあれば十分ですよ、なんてことで。まあ、結局、何事も慣れであって、慣れてるから凄いとか偉いとかそんなことは全然なくて、人それぞれ生きている経緯が異なるわけだから、単なる差異があるだけなんだなあと。この辺のことは、いいかげんこんだけ歳を取っても、どうも直感的には誤解というか錯覚しがちであって、相変わらず成長しとらんな、と若干自己嫌悪も。死ぬまで直らないかな。

今日は2~3箱の荷物片付け。残るは2箱だけど、収納グッズを何か調達しないと、ちょっときれいに収められない感じなので、一考が必要かな。やっぱ、不要なものもあるんだけど、捨てるのがちょいと忍びなかったりするわけで。

2011/03/16

初めての会食(飲み会)

こちらで初めての夜の会食、日本風に言えば飲み会か。いや、レストランで食事しながらビールとワインを少し飲んだだけなので、日本風に言っても会食だな。ともあれ、そういう運びに。アルコール自体、ホテル住まい時に一度だけAmstelビールをスーパーで買ってきて飲んだだけなので、そのせいもあってか、それなりに酩酊。帰宅は0時前くらいになっており、さすがに今日は引っ越し荷物の整理もせずに即就寝。

週央だけどかなり疲労感が強い。慣れないこと続きだからかな。

とはいえ、会食はかなり充実していた。同じレストランで19時から23時半くらいまで喋っていて、あっという間に時間が経過した感覚。



レストランの裏手にはアムステル川が流れていて、その漆黒の風景をS90で収めようとしたんだけど、この暗さではAFが全く効かないのでMFを試みるも、S90のMFはどうも感覚がつかめない。結果、まあいけたかなと思いつつも仕上がりはボケボケ。α55のMFならもうちょい行けたと思うんだけど。なので、上の写真は手堅くレストランの入り口。このくらいの被写体になれば暗所でお手軽に、というS90の特性が普通に活きる。

2011/03/15

2週間経過

いろいろなことが思うようには進まずに、それなりに遅くまで仕事場にいて、帰ってからは月曜日に届いた引っ越し荷物を今日も2箱だけ開封。残り4個。やっぱ、服はちょっと多いかな。こちらでは消耗品の服以外は買う必要なさそう。それができれば、多少量も減ってくるかな。まあ愚痴をいいながらも着実に前進はできているから、それをもって御の字としとくべきなんだろう。とはいえ、今日で到着後2週間になるんだけど、2週間前にくらべるとそれなりに色々なこともできたし、種々のことへの慣れも進んでいるのは間違いないので、こんな感じで、広めのスパンで考えていくのが精神衛生上はいいんだろうと思う。勉強なんかもそうだもんね。デイリーベースだと進歩を感じることは難しいけど、半年前と比べてどうか、となると日々の積み重ねというのはそれなりに感じられることが多い。

2011/03/14

引っ越し荷物到着

住居が決まったということで、運送会社に連絡して、引っ越し荷物を引き取り。とはいえ、基本的には服と身の回り雑貨程度しか運んでいないので、合計段ボール8箱と比較的少なめ。一方で、二週間くらいスーツケースで過ごしてみると、こんなに服いらないよな、という量であることも確か。ひとまず、あまり新しい服は買わず、既存のストックを着ながら、不要なものは捨てるなどして、徐々に身軽になっていきたいと思う。帰国時は必要十分な量になっているように。といいつつ、そもそも帰国なんて現時点からすると先の話すぎて、全然想像つかないけど。

ネットのおかげか、日本の情報もそれなりに入ってくるけど、遠くから見ていても何ができるわけではないし、これはこれでもどかしい。直接の被災者の方の思いに比べれば、なんてことはないジレンマに過ぎないといえばそうなんだけど。



写真はコンセルトヘボウ。これまた、予約サイトはオランダ語なんだけど、そのうち突撃してみたい。

2011/03/13

洗濯できたよ

この週末は、種々あって疲れてきているかもしれないという感覚もあり、あまり気張らずに引きこもろう、と決断。そもそも、金曜日に引っ越したばかりなので、土日にほっつき歩くというのも、ある意味変。普通は、転居先の片付けとかを優先するでしょ。よって、洗濯機や掃除機の説明書を読んだりして、軽く掃除機かけたり、スーツケースの荷物を片付けたり、たまった洗濯物を洗濯したり。社用駐在の場合は、家具付きの家に入ることが一般的にも多いと思われ、俺もそうなんだけど、これって非常にありがたい。もし、洗濯機を自分で買って、なんてことになると苦労は数倍になることは必定。だから、最初から付いていて、英語の説明書読めばOKというのはある意味天国。



今回の洗濯機はドラム式なんだけど、洗濯に2時間とかかかって(乾燥含まず)、なんでこんなにかかるのか、みたいな。日本でもドラム式だとこういう感じなんだろうか?日本ではいわゆる普通の縦型しか使ったことがないからわからなんだけど、縦型だと脱水まで30分もあれば十分終わってたんだけどな。あと、オランダはみな乾燥機もしくは部屋干し。俺は下着程度なら乾燥機でもいいんだけど、シャツとかは縮みがいやなので乾燥機にはかけたくない。てなことで、BLOKKERとかいう店で、部屋干し用ラックみたいなのを買ってきて、干して、これでひとまず日常的に洗濯はできる体勢が整った。こうやって、一つ一つを、新鮮なものから当たり前のものに変えていかないと。よく、ありきたりの毎日じゃなくて刺激があるのはいいことだ、なんて言うけど、すべてが新鮮だと、とにかく疲れるよ。95%が毎日当たり前の繰り返しだけど、5%が新鮮、これでもかなり「刺激的」な日々なんだと思う。これ以上新鮮なものが多い場合、長期的には神経が持たんのではないかな。今は、50/50くらいで新鮮なものにぶちあたってると思う。呼吸とか、睡眠とかは、まあ慣れた感じ。でも、いわゆる社会活動では全然慣れたようなものはない。あまり焦らないことなんだろうな。

しかし、今のところは食欲もあるし、睡眠もとれているし、それは何より。スーパーで普通にSalt and Vinegerのクリスプが売っているんで、ついつい買って、一気食いしてしまう。1年くらい経つと肥ってるかも。

2011/03/12

大型地震

昨日(金曜日)の時点で、日本で大きな地震があったらしい、というニュースは耳に入っていたけれど、最近はそこそこの地震があっても、阪神淡路ほどの被害になるケースは少なかったので、正直、また大きめの地震があったのかな、東京も揺れたらしいし...くらいの感覚だった。でも、金曜日夜以降、USTREAMとかで映像やニュースを見ていると、まさかこれほどの被害になっていたのか、と驚いた。色々思うことはあるけれど、このような渦中においては、ある一つオピニオンに対しても種々の予想もしないような受け止め方をされてしまうことがあるし、今私が何か言ったとしてもそれは事態の改善には役に立たないわけだから、今は、少しでも被害が軽く収まることや、対応に当たっている各専門家の安全と活躍、これらを祈るのみ。現実に、こういうことは起こる。

オランダ語はまったく聞き取れないのでオランダのテレビには食指が伸びない。ゆえに、CNN、BBC World、EuroNewsなどをひとまず見ているわけだけど、どこでもトップ扱い。たぶん、オランダローカルのニュースも同様の扱いなんだろうと思う。

2011/03/11

プリペイド携帯購入

自分の周囲だけとにかくあらゆるインフラが整っていない状況にあって、ようやく住処は決まった。もう一つは通信手段で、何しろ携帯がないと色々不自由。一応、緊急用として日本で使っていたiPhone4を持ってきたんだけど、緊急用と思っているのは俺だけであって、周囲はとりあえず俺に電話したければその番号しか使えないわけだから、以外にも色々かかってくる。無論、それは国際ローミングなので、受信側の俺にも通話料が発生する。一応、一番ローミングフィーが安いVodafone NLを強制選択しているんだけど、それでも120円/分くらい。もう、都合50分以上・100分以内くらいは話したんじゃないかな。10日でこの調子だとさすがに厳しい。とはいえ、まだ銀行口座も持ってない以上、こちらで携帯契約する準備は整っていない。本当は、最初からこちらでiPhoneなりAndroidなり契約したかったんだけど、これはやむを得ないとばかりに、プリペイド携帯購入に踏み切ることに。で、早速購入してきた。実際に店舗で価格を見ると、こんなに安いのか、という感じで、これなら到着早々買っておいても良かったと後悔。まあ、まだ到着早々の範疇なのかもしれんけど。



何店かみたけどだいたい値段は同じ。なので、SIMフリーと言っていたT-Mobileの店で、一番安いNOKIA 1616を購入。とりあえず話せるだけのシンプルな最安機種だけど、つなぎなのでこれでOK。値段は25ユーロで、15ユーロの通話料込み。なので本体だけだと実質10ユーロ。まあ、プリペイドは通話料で稼ぐモデルなのかもしれんけど、ひとまずこれで俺が受信する限りにおいては国内だろうが国際だろうがオランダにいる限りは料金がかからんわけだし、それなりに通話料が高かろうとも、ローミングの120円/分よりは安いはず。軽く調べたところでは0.30EUR/分程度なので、激安でもないけど、ローミングよりは1/3か1/4くらい。ローミングからのつなぎとしては十分。ローミング代、仕事用途だから会社に請求する権利はあるんだろうけど、日本では通話明細とか不要だから(完全私用のため)当然そんなの契約してないんだよね。ソフトバンクは有料だし。ローミング代は少しタイミング遅れるから今からでも明細申し込もうと思うけど、間に合わないリスクもある(つまり自腹)ので、やっぱりローミング状態は早く抜け出したかった。今なら、仮に100分話していたとしても10000円程度の自腹で済むしね。

しかし、みな英語を話す国とはいえ、文字情報は英語が少ない。携帯の説明書も、プリペイドSIMの説明書も、英語はなし。従ってGoogle翻訳を駆使しながら解読。数時間かけて携帯の基本機能を把握し、SIMをWeb経由でアクティベートし(T-Mobile.nlのサイトもオランダ語のみ)、無料通話15EURのうち実は最初5EURしか付与されておらず残り10EURを確保するにはT-Mobile.nlのユーザー登録が必要ということでそれも完了し。1244をダイヤルすると、プリペイドの残高確認やチャージができるんだけど、それもオランダ語か...と覚悟していたところ、オランダ語のアナウンスの一番最後の部分だけ、「言語を変えるには5番を」と聞こえたので、それに従うと音声を英語に切り替えることに成功。これで1244のアナウンスは完全英語化されたので、かなり気楽に。一応チャージの練習もしとこうと思って、近所のスーパーでT-Mobileの10EURのクレジットを買ってきて、1244でチャージしたら順調に完了。これでクレジットは25EUR。丁度、金曜の夜なんだけど取引先からiPhoneに電話がかかってきたので、携帯調達した旨話をして新しい番号にかけてもらうと無事着信。やっぱローミングはタイムラグもあったんだけど、通話もだいぶ快適になった。

こんなことに何時間かかっているんだろう、という気もするけれど、仕方ないな。あと、日本にいたころはスマートフォン使わないと情弱だ!みたいな怪気炎を上げていた俺がまさかこういう端末を再び使う有様になろうとは。まあ、ある意味、当面はこんな感じで、手足をもがれた感じという側面が垣間見える展開になっちゃうだろうし、それをストレスに感じないようにすることが肝要かな、とは思う。簡単なことじゃないけどね。まあ、SIMフリーというところくらいが救いか。これでどこに行ってもSIMだけ入れ替えれば当座を凌げる。

2011/03/10

電撃転居

電撃入籍てなわけはない。

こちらで入居する物件について東京にお伺いを立てていて、本日OKの返事をもらったから、午前中に不動産屋に寄ってその旨伝え、ペーパーワークは午後改めて訪問する、と言って去ったところ、午後に再訪すると、いきなり車でホテルまで行ってくれて、そこから荷物をまとめて新居に移送してそのまま入居。まさか決めたからといって、当日入るお膳立てになるとは予想していなかったので、わけのわからないままにバタバタと。最低限、貴重品をホテルに置き忘れないようにだけ気をつけて。

さて、すでに電気や水道が使える状態になっているのはもちろんのこと、ケーブルテレビやインターネットもすでに不動産屋名義で使えるようになっているものを、入居に合わせて名義変更、という形だったから入居即日ネット接続。噂だとオランダはネット開通にそれなりの時間がかかるのが普通らしく、それは覚悟していて、入居後しばらくは家にはネットがないんだろうなあと思っていたから、これはありがたい限り。この不動産屋、きわめてサービスは良好。その分値段には反映されているのはもちろん(フリーランチはない)なんだけど、駐在向け物件はもともとそれなりの相場なのは、この世の常であるので、素直にラッキーだったなあと、淡々と受け入れるのみ。

色々と思い通りにならないことや、今後に向けての心配事が多い中、こういうポジティブサプライズもたまに混じってくれないとね。ただ、引っ越し直後の例に漏れず、いろいろな生活用品がそろっていないので、しばらくは地道に生活体制整えていかないと。

2011/03/09

チューリップがあちこちに

今朝はこちらに来てから初めての本格的な雨。じたばたしようにも思うようにじたばたもできず過ごしている中で、こんな天気だとどうしても気分も沈みがちになるんだけど、午後はきれいに晴れたので、まあいいかなと。ただ、そのうち何日も雨続き、なんてことも間違いなくあるんだけどね。最近、普通に歩いていると、あちこちの芝生の植え込みに、チューリップらしきものが育ってきているのを目にする。てっきり、チューリップ園のようなところにしかないものかと思っていたけれど、実は、ユビキタスに球根が植え込んであるのかもしれない。これってチューリップだよね?オランダは過去旅行で2回来たんだけど、この時期に来たことはないから、当然こんなの知らないわけで。



2011/03/08

家の候補を決定

不動産屋に行って、数カ所内見したりして、ひとまず家の候補を決定。早速東京へのお伺いを送ったんだけど、返事に何日かかるのか、その間は物件をホールドしてもらうことになるし、数日間はやきもきした気分になりそうな予感。家なんて、社用だということもあるし、そこそこOKならサクッと決めるしかない。まじめに選ぼうとすると、慣れ親しんだ東京であっても無限に選択肢はありうるわけで。むろん、もっとこういうところにしとけば、なんていう外野の声は今後あるんだろうけど、聞き流しが吉。ところで、東京にもこちらにも家がなくなってしまうと、ホテルがまるで自分の家のような気がしてくるのは、なかなか不思議な感覚。これもまた、かねてからの「人間感覚は何事も相対的」ということの証左だな。

2011/03/07

不便も仕事

いわゆる先進国であれば、まあ通常生きていくには致命的な支障はないという意味で、そんなに日本と差はないわけだけど、プラクティカルには環境ががらりと変わることで箸の上げ下げにもエネルギーを要することは確か。このあたりはスコープをどこに置くかで、物の言い方も変わってくる。今日も、とりあえず複合機だけ設置したのはいいけれど、テスト印字用の紙さえない。では、紙はどこで調達するかといえば、それもよくわからんので、スーパーに行けばあるだろう、ということでホテルのそばのスーパーで500枚の白紙を購入して、ふうふう言いながら翌日通勤で職場に持参。この辺、紙なんてオフィスに死ぬほど積んである前職時に比べると、全然違うなあと。まあ、この不便も含めて、現在の仕事だと思って淡々とやるしかないね。(既存の職場があるわけではなく、これからオフィス開設というわけで。)

2011/03/06

天気が良いので今日も市内へ

到着早々、飛ばしすぎはよくないと思い、今日は一日ホテルでもいいかな、というくらいに思っていたのだけど、こういう時に限ってやけに天気がいいので、今日も市内をぶらぶら。昨日Google Mapで後から計測したところ10kmくらい歩いていたので、今日は軽めにと思いつつ、それでも一度動き出すとそれなりに歩いたっぽい。まあ、普通の欧州の都市って感じかな。東京とは比べるべくもない。これは、こちらにいる間は、東京のような巨大で便利な都市がこの世にあるってことをいったん忘れた方が精神衛生上いいのかも。これからは、この程度で当たり前、という程度に考えて、こちらでできることを淡々とやるってことで。まあ、その割には観光客の多いこと。厳密に判別できるわけじゃないけど、英語しゃべってたり、地図開いてたりと、かなり観光客密度は高いと思われ、このあたりはやはり欧州各国から気軽にこれるという地の利なんだろうなあと。



まだ家は決めてないから(早く決めないと...)、こういう運河沿いの、いかにもAmsterdamっていうところに住むという選択もあるんだろうけど、通勤時間もかかるし、値段の割に建物は古かったりということで、現実的にはそういう手段はとらないだろうなあと。車を買うかどうかは未定だけど、すくなくともこういうところに住んだら、駐車場確保も困難だと思われるしね。実際は、職場近くのもうちょいこぎれいなところを選んでしまうんだろうなあと思う。

2011/03/05

久々のAmsterdam中心部

初の週末ということでお約束的に、Amsterdam中心部へ。ここを訪問したのは2002年以来。その後一度オランダに来たことはあるけど、そのときは友人のいるAmstelveen行きで、Amsterdamにはこなかったので、実質は今回が2回目。前回は、駅前を朝早く一人で歩いているとホールドアップに逢ったり、みたいな思い出しかないんだけど、今回は真っ昼間ということもあってかそういうこともなし。



ところで、こちらに来てから、なぜかすぐに眠くなるし、実際そこそこの時間寝ているような気がする。することがないってのもあるかもしれないけど、神経的にも東京にいるときとは変化を感じているのかもしれない。数ヶ月前まではハルシオン飲んだりしていたんだけど、あれは本当に必要だったのか、単なる気休めだったのか、それも今となってはよくわからない。当時は飲まないと眠りの質が悪いような気がしていたのは確かなんだけど、それでは今の状況をどう説明できるというのか。まさか、1~2月に試しに通ってみたカイロプラクティックが自律神経系にも劇的な効果を上げた、ということでもないだろうし(むろん、その可能性も完全否定はできないけど)。ただ、いずれにせよちゃんと寝れているということは悪いことではないので、また今後も変化はあるだろうけど、とりあえずはこの点については前向きに受け止めておいていいんだろう。

2011/03/04

東京より明らかに寒い

オランダの気候ですが、到着直後の感想は、とにかく寒いの一言。もう3月だしさすがに...とは思っていたものの、感覚としては東京の一番寒い時ってこのくらい寒かったかどうか...という感じで、これはやられたな、と。よく言われることとして、緯度はかなり高いんだけどメキシコ湾流の影響でそこまで寒くはなく、結論としては北海道程度(ただし雪は北海道みたいに降らない)、ということなんですが、まあ、そんなもんかな、と。聞けば、俺の到着後は、3月にしては比較的寒いらしいとのことで、それはグッドニュースなんだけど、かといって寒暖サイクルはいつだってあることだから、これくらい寒い3月というのもまた避けられない事実かと。てなことで、これからは暖かくなるからいいんだけど、まあ、10~3月、日本でいうところのFY下期は気温的には厳しい半年となるんだなあと。これで車通勤だったりすると、家も職場も車も暖かいか問題なし、となるんだろうけど、俺は少なくとも車通勤ではないので、なんとかして外気へのエクスポージャが最小の通勤経路となる家を探さないとな...。写真はホテルの側。Amsterdamの運河や町並みの印象はポピュラーだと思うけど、こういう風景がオランダのデフォだと思う。

ところでオランダは自転車大国だというけど、個人的には自転車というのはこういう寒いところで乗るのはきついなあ。ただ、夏は過ごしやすいはずだから、春と秋しか自転車に乗る気がしない東京よりは、一応稼働シーズンは長いってことになるのかな。

2011/03/03

やはりオランダ語も少しは必要っぽい

日本での一般論では、「オランダは英語が通じるから言葉は問題なし」というが、とはいっても、書いてある言葉は全部オランダ語なわけだから、やっぱりアメリカやイギリスの方が言葉の面では楽だろう、といきなり痛感しているところ。むろん、しゃべる際もみんな誰も英語を理解せずにオランダ語を覚えざるを得ない、という状況を想像してみると、それに比べれば確かに英語が通じるというのは楽なんだけど、だからといって冒頭で言うほどに英語だけでOKなのかというと、そうでもないんじゃないかなと。

たとえば、メトロ(一応、トラムとは別なんだけど、同じように地上を走っているし、何が違うのか最初はいまいちわからん)では、今は基本的にはOVチップカートというSUICAのようなカードを使うんだけど、当然、チェックイン・チェックアウトという行為が求められる。で、大きな駅だと日本みたいな改札があってチェックインしないとゲートが開かないからわかりやすいんだけど、その他のほとんどの駅(ホテルの近くもそう)だと、駅には立ち入り自由で、そこにぽつんと備え付けられた機器でチェックインする必要がある。ということで、チェックインしようと思ったんだけど、駅には似たような異なる機器が。最初いきなり、この二種類の機器の違いわかります?



とりあえずむやみに両方に接触させるのも不要に混乱を招くかと思い、最初のうちは上の青いやつだけにかざしたこともあったんだけど、2日ほど経つと、なんだかやけにチャージ金額の減りが早い。なるほどそういうことか、ということで遅まきながら上の写真の機器についてる単語を調べてみると、Saldolezerというのは、Balance Readerといったもので、残高チェッカー。てなことで、俺は2回ほど青い機器にかざしてチェックインしたつもりだったんだけど、当然チェックインされてなくて、ゆえにそこそこ高額(といっても、1.5EURのところが4EURというくらい)の引き落としがなされていたわけで。まあこれなんて可愛いもんなんだけど、それにしたって、Saldolezerじゃなくて、素直に英語で書いてあれば、こういう可愛いボーンヘッドも起こりえないのだから、やっぱり英語圏の方が楽だといわざるをえないかなと。

それに、みな英語を話すとはいえ、デフォルトはどこいってもオランダ語なわけだから、最初はスーパーとかでもオランダ語で話しかけられて、そこで腑抜けなふりをするとあちらも気付いて英語に切り替える、といったことをいちいち繰り返す必要があるんだから、それもなんだか、相手はよくあることと思って大して気にもしていないんだろうけど、こちらとしてはやっぱりよそもの感をゼロにすることはできないわけで。まあ、これは英語圏であっても、英語のレベルによっては一発でよそもの感を味わってしまうのだから、一概にはいえないものの、日常の受け答えなら英語圏の方が慣れも早いはずだから、そういう意味でも、結局英語圏の方が気楽でしょう。

つーことで、英語圏との相対比較で話してしまっているけど、むろん、英語さえ通じない場合に比べればかなりマシなことは自覚してます。たとえば、日本にやってくる外国の方々の苦労というのは、今回の俺のケースの比ではないこととかね。ということで、限られた滞在期間では限度があるのは間違いないけど、片言程度にはオランダ語も取り入れていった方が、きっと種々の面でハッピーなんじゃないかなという第一印象。

2011/03/02

食事はひとまず問題なし

環境が変わると食事は懸案事項の一つであるが、比較的雑食でこだわりもない私なので、とりあえずスーパーで適当に調達してみたところ、特段問題なさそうな感じ。基本的にはパンとバターがあればOKで、健康上はサラダなどもあった方がよさそうなんだけど(なければサプリを買って飲むという手も)サラダも売っていて、うれしい誤算だったのはレンジでチンするだけのメニューが比較的充実していること。パスタはもちろん、ナシゴレンやパエリアなどのご飯ものも。価格も3~4EUR程度なので、日本のスーパーの半額物ほど激安とはいかないけど、日常使いには支障のない値段。こういったものをローテーションするだけでも飽きずに過ごせるんじゃないかと思う。逆の誤算は、もうちょっとあちこちに中華のテイクアウトみたいなのがあるかなと思ったんだけど、ホテルのそばや通勤途上をみるかぎり、まったく存在せず。やっぱ外食文化ってのが全然ないんかな。自炊環境が整ったら、ハムエッグなど食いたいなあというところ。

2011/03/01

アムステルダムでの日々がスタート

急な話、かつ、あまり想定していなかったが、仕事の関係でアムステルダムに移ることに。引き継ぎや各種準備、それに連日の送別会で、こんなにバタバタの準備で果たしていいのだろうか?と思いつつもフライト日は容赦なくやってくるわけで、ひとまずは到着。東京の賃貸はすでに引き払っており東京には完全に住まいがなくなってしまい、かといってこちらでの住まいはこれからということで、現時点ではホームレス。あらゆる面でがらりと環境が変わってしまったわけで、どうなることやらという感じだが、人生というのは本質的には静態的ではなく流動的なものであるから(たとえば細胞は常に死んだり生まれたりを繰り返してる)、たまたまその流動性が派手に示現してきている時期だ、程度に気軽に考えながら今後の日々を過ごしていこうというところ。